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発達障がい児を体力測定 短大木村講師らが治療に役立つ基礎データ収集

発達障がい児の体力を測定する(名古屋経営短期大学体育館で)
障がい児の体力を機器を使って測る

発達障がい児の体力測定会が12月5日、名古屋経営短期大学の体育館で11名の障がい児が参加して開かれました。短大の木村拓磨講師

が指導、子ども学科の学生5名がボランティアで支援活動に当たりました。

参加したのは名古屋市や尾張地方に在住している注意欠如・多動症(ADHD)や自閉症スペクトラム(ASD)の6歳から18歳までの児童・生徒。多くが放課後等デイサービスなどの通っています。

こうした障がいを持つ児童らの平均的な基礎体力や運動能力のデータベースは少なく、発達を促すうえで測定の必要性が叫ばれているそうです。

この日は、多くの企業が参加してデータベース収集を開発している一般社団法人「REALSTEP282」の器材、スタッフの支援・協力で、身長、体重、筋力などのほかに、30メートル走、握力、上体起こしなど8項目の体力測定に挑戦していました。真っすぐ走るのが苦手な子どももいて、「こっち、こっち」などの声が飛ぶ中、みな真剣に取り組んでいました。

木村講師は「参加する障がい児をもっと広げて、少なくとも1年間は2か月に1回は測定を実施して、きちんとデータを集め役立てたい」と話していました。

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