名産大大学院の許容瑜さん　台湾の研究で「環境教育研究・実践奨励賞」受賞

名古屋産業大学大学院の博士後期課程で学ぶ許容瑜さんの研究が、2019年度の栄えある第15回環境教育研究・実践奨励賞を受賞しました。

35歳以下の研究者らを対象に、環境教育の研究に貢献している取り組みに授与されるものです。受賞対象となったのは、「環境教育法施行後の台湾における学校環境教育の評価」に関して、＜小・中学校の環境教育と児童・生徒の環境意識の関係性＞に着目した研究です。2019年夏の日本環境教育学会年次大会で発表し、注目されました。

表彰式は、2020年8月に北九州市立大学で開催される日本環境教育学会年次大会で行われる予定です。

許さんは、台湾の育達科技大学の4年次に名産大への交換留学を経験し、その後、大学院環境マネジメント研究科に進学。交換留学時から伊藤雅一教授、岡村聖教授の指導を受け、大学院進学後は、2010年の環境教育法施行後の台湾における学校環境教育が児童・生徒の環境意識に与えている影響について実証的な研究を進めてきました。

また、台湾・苗栗県の小・中学校、高等学校を対象に、学校周辺のCO₂濃度調査に基づく環境教育の実践と学習効果の検証にも取り組んできました。こうした一連の研究と実践が評価されたものです。