東京五輪への第一関門・愛知県代表を順当に突破 アマ初試合で名産大高山選手
東京五輪の出場を目指している名古屋産業大学ボクシング部の高山勝成選手(3 年)(36)は、7月7日、名古屋市で行われた全日本選手権愛知県選考会のフライ級決勝戦で、藤原幹也選手(中央大学)を2-1の判定で破り、アマチュアデビュー戦で初優勝しました。東京五輪への第一関門を突破し、8月31日からの東海大会に駒を進めました。
6日の初戦では3年ぶりの公式試合に臨み、立命館大生の選手に3-0の判定で勝利。プロで培った機敏なフットワークと適格なジャブ、パンチで圧倒しました。決勝戦では、双方が第1ラウンドから激しい打ち合いを展開、高山選手も軽快なフットワークで強打を繰り出し、時折ロープに追い詰めるなど優位に試合を進めました。
高山選手は「五輪への重要なステップとしてのプレシャーを感じたが、アマチュアとして戦えることの幸せを感じた。これまでのボクシング歴で初の連戦を経験してよかった。デビュー戦を飾れたのも、みなさんの温かい応援のおかげです」と試合後の感想を述べていました。
東海大会に向けては「この2日間では持てる10割のうち1とか2しか出せなかった。東海大会ではさらにレベルの高い選手が参加してくるので、課題を修正して臨みたい」と意気込んでいました。
プロで世界のボクシング4団体を制した高山選手は1昨年に名産大に入学、菊武学園の署名活動などの結果、昨年秋に、アマチュア登録を認められました。