文部科学省の「EDU-Portニッポン調査研究事業」に採択
名古屋産業大学が推進する環境教育の取組が、文部科学省の「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)調査研究事業」に採択されました。令和3年度から始まった調査研究事業に私立大学が採択を受けるのは、本学が全国で初めてです。本学が申請したテーマは、「気候変動に対応した環境リテラシーの育成・評価~東アジア、東南アジア、南アジアを通じた日本型環境教育の展開」です。
本学では、平成15年度より、国内外の小・中学校、高等学校を対象に、身近な地域のCO₂濃度データを利用した環境教育の研究と実践に取り組んできました。近年は、CO₂吸収力の高い緑化木調査の普及に向けた取組を進めています。
今回の採択事業は、これまで取り組んできた東アジア(日本、台湾)、東南アジア(ベトナム、インドネシア)における環境教育を南アジア(ネパール)に横展開するものです。具体的には、ネパールの小・中学校を対象に、体験的、探究的な環境学習を支援し、気候変動に対応した環境リテラシーを育成・評価します。また、ネパールにおける調査結果は、日本、台湾、ベトナム、インドネシアの結果と比較、学校間の学びの共有を通じて、地球環境課題に向き合う児童・生徒に育成に貢献します。
●「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)調査研究事業」
令和5年度の調査研究事業の公募テーマは、「予測困難な時代の学びを保障する学習手法の共有と海外展開」です。採択案件に対しては、オールジャパンで海外展開に取り組むために、文部科学省が運営するプラットフォームの支援として、1)経費の一部支援、2)「EDU-Portニッポン」ロゴマークの利用許可、3)文部科学省等の個別コンサルティング、4)現地機関との調整・仲介支援が行われます。
なお、文科省のホームページは、以下のアドレスから確認できます。