名古屋産業大学と台湾・育達科技大学がダブルディグリーの協定を締結
名古屋産業大学と姉妹校の育達科技大学(台湾)は、1月23日、双方の大学の学位を取得できるダブルディグリー(複数学位)の協定を交わしました。東海地方の大学としては珍しい学部同士の協定で、高木弘恵学長は「学術交流だけでなく文化や即戦力の人材の育成をめざしたい」と挨拶されました。
調印式には、高木学長と育達科技大学の新しい黄榮鵬学長が出席し、ダブルディグリーをはじめ学生交流の改訂協定など3つの協定書にサインしました。
今回新たに結ばれたダブルディグリーは、カリキュラムを工夫し大学1、2年と3、4年をそれぞれの大学で学び、例えば育達科技大の応用日本語学部と名古屋産業大学の現代ビジネス学部の二つの学位を取得できることになりました。名古屋産業大学では前期入学、後期入学の方式を取っているため単位取得が可能となりました。
黄学長は、「国際交流はますます重要。ダブルディグリーに期待している」と述べ将来的には育達科技大学の姉妹校である中国の大学とも提携し、3学位取得なども検討したいとの構想を明らかにしました。「とりあえず応用日本語学部の優秀な生徒をできるだけ名産大に留学させたい」と話していました。
高木学長は、インターンシップなどを通じ、中国語で授業ができる学生を養成し、「2年後にはダブルディグリーをめざす学生を育達科技大学に送りたい」との意向を表明しました。