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中止の実習授業で手作りマスク千枚縫う 菊華高保育・福祉コース施設に贈る

 

手作りのマスクなどを贈る菊華の生徒
贈られたマスクを着けて喜ぶ高齢者
ミシンでマスクを縫う生徒ら
福祉施設へのプレゼントセット

菊華高校保育・福祉コースの123名(1~3年生)が「手作りマスク」計1000枚や「介護キャンドル」、介護体操などを収録した「感謝DVD」など6点セットのプレゼントを、2月初旬までに名古屋市を中心に岡崎市、岐阜県多治見市などの高齢者施設、保育園など40施設に寄贈しました。

コロナ禍の影響で、保育・福祉コースの生徒が、介護施設で学ぶ実習授業がすべて中止になりました。昨年夏ごろから、「何かやれることはないか」とコース主任の河西博貴教諭と生徒が話し合い、つながりを求めたプレゼント企画が発案されました。

中止となった実習時間を利用して、男女生徒がミシンでマスクを縫い上げ、キャンドルなどを制作しました。最初は慣れないミシンに苦労していた生徒も、1000枚近くになると上手くミシンを扱っていました。他の先生は材料の布を持ち寄り、かわいいマスクも出来上がりました。

1施設にマスク25枚などのプレゼントを、生徒ら2~7名のグループに分かれて直接届けました。学校近くの施設だけでなく生徒らが通う多治見市などの施設にもプレゼントしました。施設からは感謝状や喜びの写真などがお礼に届いています。

河西教諭は「生徒がみんな頑張ってくれました」と生徒の努力に喜んでいました。

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