学園教育懇談会を開催 約100人が参加
学校法人菊武学園は令和6年11月15日、THE KAWABUN NAGOYA(名古屋市中区丸の内)で第33回学校法人菊武学園教育懇談会を開催しました。教育懇談会は懇談会と懇親会の2部制で行い、PTA・後援会・同窓会役員の皆様や幹部教職員ら約100人が参加しました。
開会にあたり、高木弘恵理事長は「役員の皆様には日頃よりご支援をいただいておりますこと、改めて深く感謝申し上げます。菊武学園は明日16日に創立77年目を迎え、今後も80年、90年、100年に向けて新たな挑戦を続けたいと思っています」と述べました。そして、今年8月中旬から1週間にわたってインドを訪問し、インドの教育制度の現状を知るために、スラム街の学校視察や一般家庭でのホームステイ体験、文化遺跡の見学などを通じてリアルな生活を体験したことについて語りました。さらに、高木理事長は「令和7年4月より名古屋産業大学現代ビジネス学部に現代ビジネス学科通信教育課程を開設すること、今年4月より菊華高等学校通信制課程は、愛知県対象の狭域制から東海3県対象の広域制に変更して通学区域を拡げたことに触れ、今後も少子化が進む中、愛情教育と職業教育をしっかり基盤に持ちながら、すべてチャンスと思って新しいことに挑戦していきたい」と考えを述べました。
第1部懇談会では、菊華高等学校箏曲部の7人が表情豊かな姿で、「ながれ」「赤いスイートピー」「ルージュの伝言」の3曲を演奏しました。文化箏で奏でる素晴らしい音色が会場内に響き渡り、参加者は箏の音色に聞き入っていました。箏曲部顧問の米木綾主幹から、箏曲部は今年1月7日に開催された愛知県高等学校文化連盟「日本音楽部門発表会」に出場し、十七絃二重奏曲を演奏して最優秀賞を受賞したこと、愛知県代表として今年7月31日から8月5日まで開催された全国高等学校総合文化祭「清流の国ぎふ総文2024」への出場を果たしたことが紹介されました。
続いて、菊華高等学校と菊武ビジネス専門学校の生徒で構成するチーム「三代目TSUBASA」のメンバー20人が、現地の方から多くの教訓やノウハウを学ぶことによって、かけがえのない命を守ること、人と人との絆や繋がりを深めること、災害に対する備えの大切さを知り、東北地域活動を通じて感じた熱い思いを伝えました。発表が終わると、会場からは大きな拍手が送られていました。メンバー20人は、初代から続く東北地域活動と被災地への思いを引き継ぎ、「繋ぐ 万感 咲かせる」を掲げて、今年7月27日から7月31日まで東日本大震災の被災地での活動体験を行いました。
第2部懇親会では、名古屋産業大学の後援会会長より乾杯のご発声をいただき、しばらく歓談した後、名古屋産業大学現代ビジネス学部経営専門職学科の学生3名によるトークセッションを行いました。トークセッションでは、現代ビジネス学部現代ビジネス学科の学生がファシリテーターを務め、経営専門職学科に入学した理由、他の大学とは違うところ、インターンシップで学んだことなど経営専門職学科の魅力について、学生ならではの軽快なトークが繰り広げられました。そして、Zoom画面でライブ中継しながら、学生によるドローン飛行が実演されました。現代ビジネス学部経営専門職学科は、デジタルデータを駆使し高度な実践力を身に付け、地域社会や企業経営の中で事業の価値創造に貢献できる人材を養成することを目的とし、令和3年4月に大学で全国初の専門職学科として開設しました。令和7年3月には初めての卒業生を送り出します。
最後に、高木清秀常務理事が懇親会の締めの挨拶をされ、参加者は楽しい雰囲気の中、来年の教育懇談会での再会を願って閉会となりました。
多くの方のご支援により、盛大に執り行うことができました。ありがとうございました。菊武学園は毎年、PTA・後援会・同窓会の役員の皆様方への感謝の気持ちを込めて、教育懇談会を開催しています。