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第21回菊武学園杯愛知県中学生将棋選手権大会を開催

今年で21回目を迎える「菊武学園杯愛知県中学生将棋選手権大会」(学校法人菊武学園主催、菊華高等学校協賛、中日新聞社・尾張旭市教育委員会後援)が令和6年8月5日、名古屋産業大学尾張旭キャンパスで開催されました。当日は学年別個人戦のほか、プロ棋士の柵木幹太四段による特別講演会や多面指し指導対局・感想戦が行われました。今大会には、愛知県内の中学校27校から81名の参加申込みがあり、当日は75名の選手が学年別個人戦の栄冠をかけて熱い戦いを繰り広げました。

熱い戦いが繰り広げられた学年別個人戦の様子
集中した表情で決勝戦(第1学年の部)に臨む選手

その最中、午後0時30分から本学文化センター3階大ホールにおいて、プロ棋士の柵木幹太四段による特別講演会が開催されました。柵木四段は、はじめに「はじめて将棋をする人には優しくしてほしい」「とにかく楽しんで将棋を指してほしい」と参加した中学生らに呼び掛け、「小学生の頃の将来の夢は研究者でした。この中で、将来の夢がまだ決まっていない人は、まず好きなことをいっぱい勉強してください。私は少し将棋のことから離れて、好きなことに集中しているときほど、将棋の成績が良かった」などと、小学生の頃やプロ棋士を目指し始めた頃のことを話されました。そして、現在の将棋界のことに触れ、日本将棋連盟の奨励会や三段リーグでプロ棋士を目指したときの勉強法や序盤研究、将棋に対する考え方や勝負において心がけていることなど将棋に対する姿勢について語られました。

そして、柵木四段は講演会を終えると、会場を移して、同時に抽選で選ばれた中学生10人と対局する多面指しでプロの指し手を披露されました。指導対局後の感想戦では、対局した中学生に将棋の戦法などをわかりやすく解説されていました。中学生らは「とても良い経験になりました。プロ棋士の凄さを痛切に感じました」と話していました。

柵木四段による特別講演会の様子
柵木四段の指導対局を受ける中学生

【大会結果】(優勝者のみ)

■3年生の部 伊藤 慧祐 さん(私立東海中学校)

■2年生の部 小原 晃生 さん(名古屋市立川名中学校)

■1年生の部 片野田 陽南 さん(豊田市立浄水中学校)

第3学年の部で優勝を果たした伊藤慧祐さん

そして、表彰式、閉会式を終えた後、それぞれ学年の部で栄冠に輝いた選手たちは、保護者や友だちと喜びを分かち合い、楽しそうに記念撮影をしていました。

菊武学園杯愛知県中学生将棋選手権大会は、本学園創設者の故高木武彦学園長が将棋好きで、若い人たちを育成したいという思いから、日本将棋連盟東海普及連合会と協賛して毎年開催しています。次回(第22回)も学園長の誕生日である令和7年8月5日に開催します。

この様子は、令和6年8月6日付けの中日新聞朝刊「なごや東版」で紹介されました。

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