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令和4年度6月学園研修を開催 講演会、スポーツ大会に約120人の教職員が参加

学校法人菊武学園では、令和4年6月18日、2部制で「令和4年度 6月学園研修」が開催されました。第1部は、認定NPO法人「おてらおやつクラブ」理事の野田芳樹氏を講師に招き、名古屋産業大学・名古屋経営短期大学文化センター3階大ホールで、「子どもの貧困を救うためのボランティア活動」と題した講演会が行われました。第2部は、日頃の運動不足解消とスポーツ交流を通じた学校間の連携強化を図るため、名古屋産業大学・名古屋経営短期大学体育館で、3年ぶりにソフトバレーボール大会が行われました。

第1部では、野田芳樹氏が、現代の深刻な社会問題の一つに「子どもの貧困」があり、厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査」では、子どもの貧困率は13.5%、7人に1人、約280万人の子どもが貧困状態にあり、他の子が当たり前にできている生活ができないという絶望感が自己肯定感を損ね、子どもの成長に悪影響を及ぼしていると説明されました。そして、薬師山林昌寺副住職でもある野田氏は、国内の子どもの貧困問題の解決を目指し、認定NPO法人「おてらおやつクラブ」を通じて活動を始めたきっかけを話し、お寺への「おそなえ」を仏さまの「おさがり」としてさまざまな事情で困っている一人親家庭へ「おすそわけ」を届けるさまざまな活動の大切さをこれからも発信していきたいと話されました。令和4年5月現在、活動に参加する寺院は1,832ヵ寺、支援団体は661団体、「おすそわけ」を届ける家庭は約6,500世帯であると紹介されました。野田氏は、国内の子どもの貧困問題の解決に際しての考えを述べられ、参加した教職員は熱心に聞き入っていました。

子どもの貧困を救うためのボランティア活動について語る野田芳樹氏
野田芳樹氏が語る話に熱心に聞き入る教職員

第2部では、ソフトバレーボール(6人制)12チームによる部門対抗のトーナメント戦が行われ、各試合とも熱戦が繰り広げられました。野田芳樹氏も第1試合目に選手として出場され、懸命にボールを追いかけプレーをつなぐ姿が印象的でした。今大会の全日程を終えた教職員には、リフレッシュした様子が見られました。表彰式では、試合前から優勝候補と言われる中、見事優勝を果たした鈴木悦子校長率いる菊武ビジネス専門学校Aチームは、優勝インタビューで、チームキャプテンは「活気あふれるチームワークで勝つことができた」と語っていました。その他、今大会委員長の高木弘恵理事長より、個人表彰としてベストプレー賞、ハッスルプレー賞が授与されました。

試合前にウオーミングアップ・ストレッチを行う教職員
熱戦が繰り広げられたソフトバレーボール大会
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