新年度最初の学園研修を開催 約170人の教職員が参加
学校法人菊武学園では、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じたうえで、令和4年4月16日、新年度最初の「令和4年度 4月学園研修」が、名古屋産業大学文化センター大ホールで開催されました。各学校は4月初旬に入学式・入園式を終え、新年度がスタートしました。そんな中、気持ちを新たにして、教職員ら約170名(校務のものを除く。)が参加しました。
高木弘恵理事長は「わが国を取り巻く環境や社会構造の飛躍的な変化を踏まえ、持続的な経済発展と社会的課題の解決を両立するSociety 5.0の実現に向け、現在、大学が新しい社会を牽引する人材育成について重要な役割を担うことが求められている。キャリア教育・職業教育を通して、学生たちが社会的課題を解決するために必要な課題解決能力や社会情勢の変化を的確に捉えるために必要なリサーチング能力などを身に付けられるよう、より実社会に即応した実践型教育プログラムを展開していくことが必要である。現代の若者・子どもたちは急激な社会情勢の変化に柔軟に対応し、豊かな未来を切り拓き創造していくことができ、多様な可能性を持っている。今、我々大人がその無限の可能性を引き出し、社会が求めるグローバルな視野を広げるために様々な取組を進めていくことが最も大切である。学生らの自律性や主体性を全力でサポートしていくことに日々努めていただきたい」とあいさつしました。
高木弘恵理事長は、令和4年度に各学校が取り組むべき重点テーマと重要課題を掲げ、事業活動収支の黒字化に向けた新たな方針を打ち出しました。その中で「愛情教育という理念のもと学生・生徒たちを第一に考え、令和4年度においても地域・企業との連携を通じて、教育活動の充実・活性化が図られることに期待している。今後も各学校の様々な教育活動を支援していきたい」と述べました。その後、山口淳本部事務局長より菊武学園の財務状況を踏まえ、各部門が自立に向けて積極的に取り組むよう、令和4年度における目標値が示されました。
続いて、高木清秀常務理事より「旭日中綬章を受章して」と題した講演が行われ、参加した教職員はその話に熱心に耳を傾けていました。本講演では、50年にわたり築き上げられてきた菊武学園の歴史に触れ、理事長、学長ならびに校長などの要職を務められた50年の教員生活や当時の学校の様子を振り返りながら、「旭日中綬章」「愛知県表彰」受賞に至るまでの経緯や様々なエピソードについて話をしました。令和3年11月3日に文部科学省の関係分野における私学振興功労者として「旭日中綬章」を受章し、11月4日には教育文化(私学)の表彰分野における教育文化功労者として「愛知県表彰」を受章しました。
最後に、菊華高等学校の山岸鳴門校長は「高木清秀常務理事、改めて旭日中綬章、愛知県表彰の受章、誠におめでとうございます。令和4年度は菊武学園にもっと大きな菊の花を咲かせたいと思っています。これからも菊武学園の発展のために日々精進いたします」と閉会の言葉を述べました。
また、今回の学園研修では、令和4年4月1日に開催された令和4年度菊武学園辞令交付式で高木弘恵理事長より辞令を受けた昇格者、新任者の紹介を行いました。