タイプライタの歴史に触れようと 研究員がタイプライタ博物館を来館される
令和3年10月25日、日本工業大学工業技術博物館(埼玉県)の堤一郎特別研究員、愛知大学中部地方産業研究所の天野武弘研究員が「タイプライタ博物館」をご来館されました。高木清秀常務理事が、タイプライタ博物館の設立目的やこれまでの活動等を説明したのち、堤先生と天野先生は当時のことを思い浮かべながら、一つ一つタイプライタを見て回り、笑顔と元気をいただきましたと楽しいひとときを過ごされました。
堤先生と天野先生は「産業遺産の保存と技術の維承に向けて、我が国の経済発展に貢献した事務機器の一つであるタイプライタの歴史・文化に関する資料を次世代に伝え残すとともに、デジタル化や適切な保存環境を整備し、これからも広く一般に公開していただきたい」と、研究員としての熱い思いを語られました。
タイプライタ博物館では、太平洋戦争の終戦直後、タイピスト養成所として創立された学校法人菊武学園の原点を知っていただきたいとの願いから、19世紀半ばから1990年ごろまで約140年間、世界で使われたタイプライタを約130台展示しています。