「逆境を超える7つの叡智」世界賢人会議の田坂氏が記念講演 重厚な語りで参加者に感銘 コロナ禍で今年度初の菊武学園研修
コロナ禍の影響で今年度初めての菊武学園研修が、1月9日、名古屋産業大学・名古屋経営短期大学文化センター大ホールで、教職員130名が参加して開かれました。感染防止で参加者は間隔を空けて座り、換気や消毒がされる中、世界賢人会議日本代表の田坂広志氏がオンライン画像を通し、貴重な記念講演をされました。
研修では高木弘恵理事長が、教職員にコロナ禍の苦労にねぎらいを掛けた後、「今日の研修を糧に新しい教育に取り組んでほしい」と年頭所感を述べました。続いて短期大学教育に功績があったとして、高木清秀常務理事に功労賞が、菊華高等学校にコロナ禍のなか産業教育に貢献したとして特別奨励状が、それぞれ文部科学大臣から贈られたことが紹介されました。
山岸鳴門菊華高校長らが6つの学校、園の近況を報告。また名古屋産業大学の今永典秀准教授が、今年4月から新設される専門職学科について、長期にわたすインターンシップ実習を導入して実務経験を行うなどの特色を、画像を使って説明しました。
最後に、多摩大学大学院名誉教授でもある田坂氏が、ホールの大型スクリーンにオンラインで映し出され、「危機を糧として成長する力 ―逆境を超える7つの叡智」をテーマに記念講演されました。
本来なら直接、名古屋産業大学にお越しいただく予定でしたが、東京などにコロナ緊急事態宣言が出され、急きょ、オンライン動画による語り掛けになりました。田坂氏は第一の叡智として「目の前の機器を絶対肯定の想念で見つめる」を取り上げたのをはじめ、鋭い切り口、視点で危機に際しての考えを述べられ、参加した教職員は熱心に聞き入っていました。