名産大と名古屋経営短大 ネット活用し遠隔授業を展開 いち早く授業再開 コロナ対策乗り切り 学生生徒の学びの意欲に応える
新型コロナ感染症で休校していた名古屋産業大学と名古屋経営短期大学は5月18日から、インターネットを利用した遠隔授業で新年度の授業を再開しました。愛知県に出ていた緊急事態宣言が14日解除されたことに伴うもので、春学期が終了する9月末まで、遠隔授業を中心としたキャリクラムを組み、学生の学びの意欲に応えていくきます。
18日からの遠隔授業では、教員が研究室や学内に設けた遠隔授業用のスタジオ教室からパソコンを通じて、スマホやパソコンの学生らとアクセスし授業を展開していました。いずれもテレビ会議アプリのZoom やTeamsを利用しています。
「赤のアンダーラインの一節が大事だからよく覚えて」とか「資料をもっと大きく映し出してください」などと、教員と学生がいきいきと画面を介して双方向でやり取りし、質問などを投げかけていました。
自らも遠隔授業に臨んだ高木弘恵学長は「コロナに打ち勝つには、遠隔授業を充実させるしかありません。課題もあるけど試行錯誤で解決していきたいです」と話していました。
名古屋ウエディング&フラワービューティ学院も6月1日から、やはり遠隔授業を取り入れる方針です。
一方、菊華高等学校では県が25日から学校を再開するのに合わせて、5月末まで分散登校の措置をとることにしました。午前と午後にそれぞれ3時間ずつ生徒を分けて登校さえ、授業を行います。授業が終わった後は校内の一斉消毒噴霧など感染防止に力をいれることにしています。菊武ビジネスも5月末まで分散登校を実施します。
両校とも6月1日から、通常授業を再開し、生徒たちと会えることを心待ちにしています。